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雨上がりの午後

無音に小田急線と遠い蝉の声

スマホゲームの電子音

どんよりとした低気圧で身体が重い

激情も失望もいまいち心に響かない

摩耗した機械が動きにくくなるように

摩耗した精神もまた錆び付いていく

機械と私は何が違うのだろう


煙草の煙、幽かなバニラの香り

こんな日は何の音楽をかけようか

すり減った心を少しでも癒せるだろうか

そう呟いて

孤独な無音から逃げるように音楽をかけた


亡き王女の為のパヴァーヌ